胸部外科教育施設幹事会議事録

日時 令和 5 年 6 月 17 日(土)12:00 開始
場所 森秋旅館 会議室『蓬春』

次第

1.坂本会長の挨拶

  昨年の学術集会はコロナ禍でのハイブリッド開催という形であったが、今年の学術集会は 5 月から新型コロナウイルス感染症も 5 類となり、3年ぶりの完全オンサイトでの開催となった。

2.昨年度の会計報告 について

  資料1に沿って昨年度の会計報告を行った。監事の 湘南東部総合病院 田尻 道彦 先生より決算書に問題がない旨のご報告をいただき、幹事の先生方にご承認をいただいた。

3.今年度 の予算について

  資料2に沿って今年度予算案について説明し、幹事の先生方にご承認をいただいた。

4.今年度事業計画について

  資料3に沿って 今年度事業計画をご説明した。
  今年度の第2回幹事会は例年、日本胸部外科学会 学術集会の開催前日に開催してきたが、今年は日本胸部外科学会が学術集会前日に評議員会を開催せず、別日に行うという通達があった。当協議会の幹事会は、学術集会前日の夕方に行うか、会期初日の朝に行うか、会場手配の問題も含めて検討してい かなければならない。
  また、今年度も日本胸部外科学会 学術集会で ブース出展し、 昨年のように会員施設のリクルート情報を掲載していく予定である。施設年会費をお支払いいただいているご施設であれば無料でリクルート情報を掲載できるので、是非積極的に活用いただきたい。

5.新任幹事・交代幹事・退会施設 の報告

  資料4の通り新任幹事、交代幹事の報告および退会施設を報告し、ご承認をいただいた。

6.胸部外科教育施設協議会の英語名称、略称について

  現在の 英語名称が” Council of Designated Teaching Institutions” であり「胸部外科」という表記が抜けている。「胸部外科」という要素を盛り込んだ形で英語名称の変更を検討する事となり、昨年末から幹事の先生方より名称案をいただいた。
  その投票結果は資料5の通りとなり、最も得票数が高かった案に坂本会長の改良案を加えた Japanese Council of designated teaching institutions for Cardio-Thoracic Surgery (略称 J-CONNECTS)に決定した。

7.第 3 7 回学術集会 ・総会 当番幹事 の 選定について

  2025 年に開催する胸部外科教育施設協議会学術集会・総会の当番幹事を募り、済生会熊本病院 心臓血管外科 押富 隆 先生にご担当いただけることとなった。

8.会則・細則の改正について

  第 6 条(役員) の項について、現在は会長1名、副会長名、監事名と規定されているが、会長と副会長が同時に交代となる懸念があり、これらの引継ぎ期間も鑑みて、会長1名、副会長2~3名、監事2~3名に改正したい。幹事の先生方にご承認をいただいた。

9.第36回学術集会 ・総会 当番幹事の挨拶

  来年開催の第 36 回胸部外科教育施設協議会学術集会・総会の当番幹事である、 市立札幌病院 心臓血管外科 中村 雅則 先生 、呼吸器外科 櫻庭 幹 先生よりそれぞれご挨拶をいただいた。
  中村先生:昨年の幹事会で 2024 年の学術集会は札幌でやらせていただくこととなりました。本日の群馬での学術集会では当番幹事の川島先生 、江連先生 が多岐に渡るご準備をされていて(来年は)大丈夫かなと思っているところですが、今日の学術集会や懇親会で色々参考にさせていただきながら、皆様からも来年の学術集会で何をやりたいと希望されるか忌憚のないご意見をいただければと思います。呼吸器外科分野の櫻庭先生と一緒に札幌でやりたいと思います。宜しくお願いいたします。
  櫻庭先生:実は 市立札幌病院 の呼吸器外科はこちらの協議会に入って おりませんで、来年中村先生が当番幹事をされるという事で、この度入会をさせていただき 幹事もさせていただけるという事となりました。来年の6月に開催予定ですが、(北海道は)梅雨がありませんし、比較的涼しい中で開催できるのではないかと思います。 皆様からご意見をいただいて良い会にしていけたらと思いますので、ご協力いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

10.第35回学術集会 ・総会 当番幹事 の挨拶

  本日開催する第 36 回胸部外科教育施設協議会学術集会・総会の当番幹事である、国立病院機構渋川医療センター 呼吸器外科 川島 修 先生、群馬県立心臓血管センター 心臓血管外科 江連 雅彦 先生よりそれぞれご挨拶をいただいた。
  川島先生:今回当番幹事をさせていただく渋川医療センター の 川島と申します。本日は群馬までお越しいただきありがとうございます。今回、若い先生にどうやって参加してもらおうかと考えまして、何もないとなかなか参加いただけないため、発表をしてもらおうということで色々な先生にお願いしまして特別講演も含め 20 ほどの演題が出ました。少々タイトなスケジュールとなってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
  江連先生:遠路はるばるお越しいただきありがとうございます。群馬は少し暑いのですが、ここ(伊香保温泉)は少し標高があるので市街地よりは若干涼しいかと思います。梅雨の時期で天候も心配していたのですが、幸い天気も良く恵まれたと思っております。メディアですと群馬の魅力度は低かったりもしますが、実際は良いところが沢山ありますので、楽しんでいただけたらと思います。今日はありがとうございました。

  坂本会長より、お二人の先生には今回の学術集会にあたって大変なご負担があったと思いますが、このような立派な学術集会をご準備いただき本当にありがとうございました。また、群馬県立心臓血管センターの星野先生、長谷川先生にも大変協力いただいた事を感謝申し上げます。とコメントをいただいた。

11.最後に

  幹事会の締めくくりに、 顧問の土屋 了介 先生より 励ましのお言葉をいただいた。
  土屋先生:私は長らく 国立がんセンターで呼吸器外科をやっておりまして、この会がはじまってしばらく して から介入していました。 若い方へこの会の成り立ちをお伝えしますと、心臓も呼吸器も手術例が多いのは市中病院の方です。大学病院の教授も最初は市中病院で勉強されて教授になっていく。ところが学会をみると、理事は大学の教授がやっている。なんとか市中病院からも理事を出して、市中病院の教育面に関して意見を述べたい、そういった思いでこの会ははじまりました。そうして 2002 年に千葉県循環器病センターの龍野先生と私がくっつくような形で同時に二人理事にさせていただいて今日に至っています。皆様のご施設でも沢山手術をされたり、新しいことをされていらっしゃると思いますので、それを是非学会に反映できるようにこれからも頑張ってください。

以上

胸部外科教育施設協議会
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心臓血管外科 廣瀬 圭一
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